R15 ART

逆説的な意味を持つモチーフはロカビリーアートからのインスピレーション

おやすみクマさんは、その安心しきった寝顔に癒されて欲しいという想いと、過去の自分を捨てたい、葬りたい(進化したい)という二つの意味を持って生まれました。

逆説的とは…?例えるなら、アクセサリーのモチーフにもあるように破滅や破壊と言った不吉なイメージをプラスに転換し、復活や再生、新たなスタート等を示します。

※この逆説論に付きましては過去、"HAPPY COMPANY FUSSA"の小倉さんから教えていただきました。(ヴィンテージジュエリー等を扱うショップ)

これらの説はスカルモチーフや様々なアートにも当てはまるため、タトゥーアートにも共通して言えることなのです。考えてみたらロカビリーアートの中にも、どことなく力強さを象徴するような面が多々見受けられますよね。

おやすみクマさんのキーチェーン&キーホルダー

例えばバイク乗り。運転の基本は平常心。キーやフレームにぶら下がる寝顔を見てリラックス。
それぞれの解釈や想いに寄り添えたらクマさんも喜ぶことでしょう。

日常の中にある景色と心の栄養

いつも繰り返す日常の中にも、楽しみや幸せは隠れてます。毎日の中で、ふと目に入った草木や景色、ちょっとした出来事に目を向けることで、それに気付いてもらえたら毎日がいつもよりちょっと楽しくなる…

日常に起きる嫌なこと、憂鬱な事、トラブル、辛い事も、コミカルに描くことで面白く感じてほしい。楽しんでほしい。嫌なことや壁にぶつかった時、ふと、このキャラクター達を眺めてみる。

その壁は、実は成長するチャンスであったり、乗り越えたその先に何かがあるかも、なんて…。もし今いる状況と重なったら、それを出来る限り自分自身で、それを楽しめるように気持ちをシフトする…。

ある意味、僕自身が自分の描いた動物達に頼っているのかもしれませんね。


殻の中と殻の外

外を散歩していると公園でナメクジを見つけたり…。「ナメクジは殻がないぶん身軽で自由だな」とか、一人でネタを考えることも…

森、川、公園日常で吸える空気に実は案外癒される

歩いていて、知らない人が散歩してるイヌとか、目が合った野良ネコとか、ついて来た蝶々とか、そういう子たちがキャラクターのモデルになっています。このように僕の場合は普段の何気ない日常からイラストのアイディアが生まれる。

そんな風に、毎日歩く道や風景にちゃんと目を向けると、楽しい発見や小さな幸せは沢山あることに気付くことができる。これは僕自身にも言い聞かせたいところです。

↑様々な意味合いを兼ね備えたクマさんアート。今後はロカビリーアートの内容についても語らせていただきます。

逆に、自分がバイクやバンド活動を通して触れている、ちょっぴり非日常的な世界をイラストの世界で表現することで、こんな世界もあるんだな…と。

それにしてもアートや写真の世界は不思議です。

実際にそこへ行かなくても触れられる、知れる、楽しめる。アートの中に、その人の人生や、うちに秘めた様々な想いや意味合いが存在します。見た通りに捉えるのも良いですし逆説的に考えてみるのも面白いです。

ちなみにバイクを題材にしたアートに関しては、実際にバイクに乗っていて起きたほんの小さなトラブル、見た風景、出会い等を思い返し、構想を練っています。

RYO NAKAYAMA

↑HAPPY COMPANY FUSSAのジュエラーである小倉さんと共に作り上げた作品。こちらは工房の光景です。
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