KYO-PENJI

文字で世界観を表現したアート作品を手掛ける平井京子さん

ペン習字の楽しみは"技術のみならず表現の自由がある"


写真やイラストとマッチング性が高くロゴとしても生きる手書きの風合いは、独自性を感じさせます。


そして、サイトデザインでも活用している「Rockabilly」の文字を書いてくださったのも平井京子さんであり、そして、現在はペン習字の指導者としても活動。「ほのぼのと楽しくペン習字を続ける事を大切にしている」と話します。


バイオ・ケミカル系リケジョであり、自身の作品や世界観を作り上げると同時に、技術指導にて教える楽しさや学びを得て、ペン習字教室を定期的に開催。


↑アルファベットの手書き文字はグローバルなイメージ


-以下、平井京子さんより-


今の時代だからこそ手書きの文字想いを込めたり、誰かに気持ちを伝えてみるのも面白いかなと、私自身は、お手紙として人に渡したり、SNS等のメディアを通して作品やメッセージを発信しています。


今のネット社会で、アナログな作品、または、それらの作品が完成するまでの工程(メイキング)等、説明やコメントを加えながら、お見せできたらと。


そこで、私自身もそうですし、見た人が何か小さな気付きを得たり、ささいな事でも喜んでもらえたりすると、やっぱり嬉しいですね。


文字は、ほんの少しコツを掴めば誰でも上手になれる可能性があります。



ペン習字の楽しみは"技術のみならず表現の自由がある"という部分


"文字がデザインとして生きると同時にメッセージとして誰かに想いを届けることができる"という部分


例えば、カフェに行って一息ついた時や旅行先で、ふと何か思い付いた時に描いてみたり。


きっと、有意義な時間を過ごすことができると思います。


はじめは、気持ちを楽にして作品づくりとして自由に楽しんでみる。文章にしたり、想いを書きとめていくと、自分自身の気持ち見つめ直せるといいますか、考えがまとまったり、発見があったり


↑カフェでくつろぎながら書いた文字や、空間に溶け込むアート。短い詩や、一言二言の中で感じ取れる。想像させる何かがある。


文字は日常の中でも書く機会が多々あるので、そこで文字を美しく表現できたら…、何気ない事かもしれませが目を引くと思います。


もちろん人の印象の話であれば何が一番とは言えませんが、文字は少なからず人の第一印象の部分にも関わってきますね。または、普段のギャップというか、お手紙にしてサプライズでお世話になっている人に渡してみても良いですね。その時の考えや想いを文字にして残す。そのお手紙を、後に何度も読み返すこともあるでしょう。


文字に限らず様々な面で"何かに自信を持つこと"は良い事だと思います。その中の一つとして、私が学んできたペン習字ですが、書道の筆、万年筆、クレヨン等、道具問わず、作品の表現の幅を広げています。


手書きの文字"ペン習字"という部分にフォーカスしていますが、イラストを描くのも好きで文字と組み合わせた作品、または他のクリエイター、デザイナーと一つの作品を作り上げたり、色々チャレンジしている最中です。


他分野との化学反応

あ、すいません、元がリケジョなもので


こちらのサイトの作品から影響を受けて制作したものもありますし、イラストでは、ほのぼのした空気感や雰囲気を表現しています。


KYOKO HIRAI WEBSITE

www.kyo-penji.com


↑クリエイター同士の共作


平井京子さん有難うございます。


それぞれの感性を自然と共感し合えたりする関係は良いですね。こちらは平井京子さんとの共作ですが、名刺やショップカードにしても際立って見えます。


車の写真、全体のイメージに加え、手書きロゴがロカビリーやブルースの時代感を表しているように感じますし、ウェブデザインの中で活用する場合にしても、フォントが並んでいる中に手書きロゴが加わる事で、より一層風合いが増しますね。


何より、基本的なカタチがある文字ですが、良い意味で常識を壊すような…。それは、力強さであったり、優しさであったり、文字から連想してしまいす。それも見る人の心境によっても受け取り方が変わってきそうです。


手書きのイラストや文字の幅広い表現方法等、参考になりました。


文字をアート作品として表現し"楽しみながら描く"というアーティスト的な発想に関しても、追求していくと人生観や哲学的な部分にまで話が膨らみそうです。


個々の考えや拘り、想いを言葉にする大切さ等、今回のお話の中で文字の深みをあらためて実感しました。


有難うございます。


RYO NAKAYAMA


↑積み重なったコピー用紙は日頃から練習を重ねている痕跡。インクが固まり用紙が張り付いている…