ロカビリーという音楽ジャンルに取り憑かれた人々

そもそもロカビリーとは?

ロカビリー、元々は1950年代のアメリカでTeenの間で流通した音楽

※写真はELLE & TWO WHEELS
(詳しい詳細は別記事)

パーティーなどで演奏し踊り狂い、歌詞の内容もクルマ自慢やバイク自慢等、Teenならでは。当時の音源も正確さより(ミスタッチがあるまま出されている音源も多々有り。)勢いが先行してるものも少なくありません。

その技術だけでは表現できない、若さならではの勢いと怪しさが作るなんとも言えない音がたまらなくカッコいいんです。

歴史が長いわりにあまり知られていないジャンルですが、ロカビリーには大人には出せない若さ故の怪しい魅力があるのです。もちろん、エルビスをはじめ、僕らが憧れるロカビリースターは沢山いますが、1954年のヒットでロカビリーの名を産んだエルビスでさえ56年以降は時代と共にポップへと移行していきます。

時代だけで考えるなら、ロカビリーは短命だったのです。

そんなロカビリーを、現代で…、しかも十代で好きになってしまった僕にとっては、ロカビリーはライフスタイルであり、バイクに乗り続けるのと同じ事。

生活することの一部なんです。

心の中に湧き上がるものや抱えてるものをアウトプットする一つの方法でもあり、ライヴをすることでその空間にいる人達と何かを共感したい。

来てる人達はどんな気持ちでここに来てるのか?
ロカビリーや音楽が好きだからか、ストレス発散なのか、ただただ今を楽しみたいのか...。

僕らが演奏する事で何か少しでも心に響いてくれたら、明日も頑張ろうとか思って帰ってくれたら幸いです。

僕がこう思っているように、ロカビリーを鳴らす人達は長く続けている人が多い気がします。

ある意味アンダーグラウンド、或いはローカルな世界だからこそ流行り廃り関係なく、ロカビリーを本当に好きな人達だけが集まり、純粋に楽しめるのかなと思います。

それは僕自身の絵本やアートのテーマ"純粋"さを忘れないという事にも繋がります。

十代の頃に持っていた感情を忘れたくない、僕の十代が終わっているなら、新しい十代へ「こんな世界もあるんだよ!」と僕らが見せて伝えたい。

そんな思いがロカビリーを演奏し続ける原動力です。

まだまだ語りきれないロカビリーの魅力、そして様々な音楽カルチャーに影響を受けたアーティストさん達を今後も記事にしていきます。

RYO NAKAYAMA