奥多摩は都内近郊から2時間ほどで来れる、東京都とは思えない自然に囲まれた観光スポット。
奥多摩湖を中心に、ハイキングやドライブ、鍾乳洞や酒造、バーベキューなどが楽しめます。
特に奥多摩湖に沿うように檜原村へと繋がる"奥多摩周遊道路"は、約10分程続くワインディングと景色、充実した停車スペースから、バイク乗りの聖地として週末は早朝からバイク乗り達で賑わっています。
僕の育った青梅市から奥多摩まではバイクで30分ほど。青梅っ子は、免許を取ったらまずは海!ではなく山!
原付きで行って途中ガス欠になったり、慣れない峠でヒヤヒヤしながらも何周も走り回り、バイクとクルマのいい練習場所でもありました。こんな近くに自然を感じられる環境があって、青梅に産まれてよかったなーと今でも行く度に感じます。
奥多摩の個人的に好きな時期は秋。初夏の新緑に囲まれた湖も綺麗ですが、山一面に広がる紅葉とダムと湖は、東京都内とは思えない迫力の絶景です。
写真は昭和32年に建てられた小河内ダム。ダム付近には停車スペースもあるので、こんな感じでちょこっと降りて写真も撮れます。
また、小河内ダムの山側と谷側を展望できる展望塔もあり、塔内では小河内ダムの歴史を紹介したジオラマやパネルが展示されています。
"小河内ダム展望塔"
開館時間:午前10時から午後4時まで(7月20日〜8月31日は午後5時まで)
休館日:年末年始
入館料:無料
電車でのアクセス:JR青梅線「奥多摩」駅→西東京バス「奥多摩湖」バス停下車→徒歩1分。
車でのアクセス:圏央道「日の出IC」→青梅街道を奥多摩方面に約1時間半。
小河内ダムを過ぎ、青梅街道を檜原村方面へ向かうと突入する奥多摩周遊道路。入り口ゲートの周辺です。ここから檜原村方面へ向かうに連れて自然は深まってゆく...。
と、ここで木の上に何かがいるのを発見!
そう、野生のサルです。奥多摩にはサルやシカ、タヌキやクマなどが生息していて、昼夜問わず動物に遭遇することがよくあります。サルは冬〜春にかけて、周遊道路でかなり高い確率で遭遇します。
見つけるコツは、電線の上やガードレールなどを探してみてください。あと、たいてい群れで行動してるので一匹見つけたら周りにたくさんいると予想できます。襲われる危険もあるのでクルマから降りるのは禁物です。
バイカー必見!奥多摩のボス猿に遭遇?
僕自身、サルを見つけてバイクを停めてエンジンを切ると、静かになった途端わらわらとサル軍団が現れ、数分で周りが猿だらけになりました。
道路の真ん中で毛繕いをしてるサルがいたので写真を撮っていると、一匹だけ大きめのサルがキーキーと威嚇しながら近づいて来ます。
「あ、ボス猿かな?」
距離がある内にバイクに乗りエンジンをかけると、ボス猿は鳴きながら走って向かってきました!ひかないようにゆっくり避けて走り出しましたが、出遅れていたら襲われるとこでした。
ミラー越しに見ると、しばらく追っかけてきて威嚇を続けていて、ボス猿の気合いと群を守ろうとする責任感を見る事ができました。
猿を見つけた際は、なるべくクルマやバイクからは降りず、サルを刺激しない程度に観察しましょう。
最後に...冬の奥多摩の注意点です。
冬の奥多摩は、路面凍結や残雪が都内近郊よりかなり広く長く続く場合があるので、運転する際は無理せず気温や路面に注意しながら走りましょう。
また11月頃から融雪剤や凍結防止剤が撒かれており、これがバイクにとってはバンクした際に逆に滑る場合があるので要注意です!
RYO NAKAYAMA